本当は怖いHPC

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スパコンの世界最速500リストが発表

TOP500 List - June 2010が発表されました。

そのうちいろいろ論評が出ると思いますけど、とりあえず思ったこと。

Topは相変わらずOak Ridge National LaboratoryのCray Jaguar。理論性能に対する実効性能の効率は75%。

そして、たぶん驚きなのが2位に中国が入っていること。1.27ペタフロップスで、効率が42%。この効率の低さが無理矢理で中国らしいといえば中国らしいのだけれど、それでも2位に入ってきたということは驚異|脅威ですね。そして、消費電力は未公表・・・。質では日本の方がずっと勝ってますけど、この調子だと近いうちに量・質ともに抜かれるのも時間の問題かなという感じですね。

日本で最高なのは、日本原子力開発機構の富士通マシンで22位。地球シミュレータが37位。JAXAが42位。東大53位。東工大が64位。筑波大が71位。核融合科学研究所が91位、東大のゲノム解析センターが96位。100位以内だとこれくらいでしょうか。

来年は、東大とか東工大とかでペタフロップス級のマシンがどんどん出てくるはずなので、盛り返しに期待したいところです

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