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本当は怖い情報科学

情報系大学院生の趣味&実益ブログ。

はやぶさの帰還について:やっぱりテレビの時代は終わりだよ&科学者はもっとミーハーに広報しなければならない。

皆さんご案内のとおり、はやぶさが無事に(?)地球に帰還してカプセルが回収された。

で、中継しないマスゴミ氏ねみたいなアンチ・マスコミ的な発言とか、それに対してネトウヨキモいとかTwitterは怖いところですねみたいなアンチ・アンチ・マスコミも出てきて、恒例の流れという感じ。

どっちの陣営にも極端なことを言う人はいるけれども、とりあえず自分の意見としては、

  • NHKの広報さん(@NHK_PR)を攻めても仕方がないだろう
  • さすがにW杯中継を動かせなかったのは仕方がない
  • 速報字幕くらいは出してもよかったのでは
  • 事前のニュースでほとんど完全にスルーだったのはやっぱり氏ねと思う

あたり。(字幕に関しては、なかったことを確認したわけではないのであったならごめんなさい)

で本題だが、これに関して二つ思ったことがあった。

1つめ:やっぱりテレビの時代は終わりなんだな

やっぱりテレビの時代は終わりだなぁということ。単純にテレビという「物理的な媒体」が終わったとは思わないけれども、現在の日本の体制ではこのままのビジネスを続けていくのは無理だろう。というのは、やはり1つの番組をみんなが見るという言うモデル自体にどう考えても無理がある。これは音楽などと全く同じ構図で、テレビにも遅かれ早かれ来る(またはすでに来ている)ことは火を見るより明らかだったわけだ。というか、紅白歌合戦のたびに何人もの人が同じことを言っているけれども、なぜか紅白という一番組の問題に落ちてしまって、全体の問題として扱われない。

全体としては、やはりケーブルテレビのように興味・関心の多様化に対応して多様なチャンネル・番組を提供できる方向に行くしかないわけで、それができなければ死亡だろうなと思う。


ついでにもう一つ書くと、こういう時にデジタル化って何かに使えなかったの?って感じ。裏で号外みたいに情報を流すとか。こういう時にメリットを発揮してくれないとなーと思った。お買い物情報とかレシピとか、そういうのはどうでもいいから。

たぶん技術的には可能なのだと思うけれど、放送局の側の人たちがそういう状況や使い方を全く想定してないのかなーという感じ。今までのテレビの発想から抜け出してくれないと困る。せっかく世界に先駆けてデジタル化の技術を実用化して標準を勝ち取ったんだから、使い方が下手ではMOTTAINAI

2つめ:エンターテイメントな広報を

こういうことがある度に思い出すのが、アメリカのケーブルテレビ局であるDiscovery Channel が制作している「Mythbusters」だ。自分はこの番組が大好きで、DVDを買って持っている。メインの登場人物は二人のオヤジで、彼らは特殊効果演出のエキスパート、つまり本職の技術屋だ。Adamに至ってはMIT卒の経歴を持っていたりする。そして、この二人のトークや話の進め方が非常に楽しいのだ。タレントが出てきていいわけ程度に作業してやったーとか言っているのとは訳が違う。

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こういう「リアルな」科学エンターテイメントをもっと作っていく必要があると思う。堅い学者先生ばっかりじゃ世の中は動かない。はやぶさの件にしても、最終段階で萌え擬人化の画像がたくさん出たけど、普段から、ちゃんと面白いものを面白くアピールできる必要性を理解して能力を持った人がたくさん必要だと思う。飯が食えなくて困っている芸術家とか漫画家の中にはそういう才能を持った人もたくさんいると思うし、もちろん本職の科学者や技術者の中でもそういう才能も一つの活躍の仕方として認めていく必要がある。

なんか、社会全体的に広報って軽んじられている傾向があると思うし、徐々にそういうところは見直していかなければいけないなぁと思う。

というか、最近、テレビにおいても科学番組が少なくないだろうか?自分が幼少の頃は、「たけしの万物創世記」とか「世紀を越えて」とか、ガチな番組をたくさんビデオに録画して、VHSテープが切れるまで見た記憶がある。最近だとサイエンスZEROとかダーウィンが来た!くらいかなぁ。あんまりテレビは見なくなってしまったのだけれども。

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