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本当は怖い情報科学

情報系大学院生の趣味&実益ブログ。

リンク:「ゲノム研究の拠点・東大医科研「破綻」の怪」

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ゲノム研究の拠点・東大医科研「破綻」の怪

国立大学の運営費削減、ゲノム研究の重要度に対する国の理解のなさ、そして、削られるスパコン

以下抜粋。全文はリンク先をご覧ください

 04年の国立大学法人化以降、大学の運営交付金が毎年2%ずつ削減されてきた。今年度で削減幅は24%。4分の3にまで落ち込んでいる。政府による責任放棄ともいえる事態の是非は置くが、医科研も例外ではない。今年度は08度に比べ2億5000万円、21年度では1億5000万円の赤字。各分野に付けている研究費はわずか230万円。所外から資金を入れながら走らせている。

 唯一の例外がヒトゲノム解析センター(HGC)。スパコンの運営費が 8000万円。事業費として最初に付いたのが2億2000万円。とはいえ、これも漸減を続けている。今は約1億円。ほぼ半減してしまったことになる。それでも、「もはや削れる個所はHGCのみ」。これが医科研執行部の「経営判断」だ。

 中村氏の盟友であり、情報工学の面からがん研究に従事する宮野悟・東大医科研HGC教授が語る。

 「ハンニバル・レクターのようなものです。医科研はとうとう自分の脳を食べ始めようとしている」

 氏は米国の作家、トマス・ハリスが生み出した有名な作中人物の名を挙げた。断末魔の医科研の姿を脳を食す殺人鬼に重ね合わせたのだ。

 執行部は医科研のまさに「脳」であるHGCのスパコン予算に手を付けようとしている。ここ数年では同分野以外にこれといって業績がなかったにもかかわらず、である。

 例えば、事業費を切る方法はどうか。実行すれば、20人近い非常勤職員が解雇される額だという。それでもギャップは埋まらない。

 全国で500人のスパコンユーザーに年間10万円を課金する。年間5000万円になる計算だ。

 スパコンを作動させる電気代が1日30万円。これを1カ月止める。年末年始10日、連休で10日、定期保守で5日×2。計30日で900万円。赤字の補填には全然足りない。

 行政の世界ではそれほどとも思えない2億5000万円という額面。だが、これらの事実が示す医科研の現状は実質的な崩壊にほかならない。

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