「プログラマはクリスマスとハロウィンを区別できない」というジョークがある*1。
まぁ答えからいうと、OCT 31 = DEC 25
だからだ。
このネタを久しぶりに思い出してtwitter上でブツブツ言っていたら、ついでにある本のことを思い出した。
エキスパートCプログラミング―知られざるCの深層 (Ascii books) | |
ピーター ヴァン・デ・リンデン Peter van der Linden 梅原 系 アスキー 1996-03 売り上げランキング : 107635 おすすめ平均 Cの本ではない、Cの本 「なんとなく動いている」からの卒業 Cプログラマ必読の良書(「外野席」を除いて) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この本は、なんというか、「C言語の本」としか言いようがない。でも、ぜひ読むべき本だと思う。ちょっと内容が古いので時代に合わない部分もあるが(SPARCプロセッサとか、コンパイラとlintが分かれているとか)、それを除いてもぜひ読むべきだ。「こう書けば動く」や「なぜか知らないけどこう書くと動かない」という状態でC言語を書いているのは実に気持ちが悪い。その気持ちの悪さを解消してくれると同時に、自分が今まで気づかなかった罠もたくさん教えてくれる。
本の中に散りばめられたエピソードや小話も面白い。ハロウィンとクリスマスのジョークはもちろん、C言語にとどまらず、プログラミングを楽しくしてくれるような話が載っている。なんでこの人はこんなに引き出しが豊富なんだと思わせる。こんな本がもっと増えればいいのにね。
余談だけど、このページ(英語の月の名前でローマ帝国の政治家にちなむものは?の解説)なんかを読んでいると、非常に勉強になる。
ユリウス・カエサルが太陰暦を見直す以前は、軍神Martisの月が一年の最初の月で、Februariusの月が1年の最後だったそうだ。それをカエサルが改定し、11番目の月であったJaniariusを最初の月と決めることにした(冬至の日を一年の最初にするため)。だから、Martis → March となり、Februaryは28日しかなく、September〜Decemberは言葉が表す数字より2つずれている。そしてJulyとAugustは、ユリウス・カエサルとオクタヴィアヌスからそれぞれ取られている(オクタヴィアヌスの称号がAugustus)。なるほどね。
いろいろこういう豆知識が頭に入っていると、女の子にもてるかも・・・(今年は手遅れ!)