GHCの開発チームがGitへ移行
Haskellのデファクトスタンダード実装であるGHCの開発チームが、ソースコード管理システムをdarcsからGitに移行するらしい。via Haskell's virginity
The most popular open source project ever written in Haskell, the Darcs code management system, is being dropped by Darcs' only significant user base, the developers of the defacto-standard Haskell Compiler GHC.
(The Flying Frog Blog)
その理由として、「poor stability and poor performance」が挙げられている。リンク先を見ると、Gitの数十倍時間がかかってるどころか、Stack Space Overflow で終了したっていうところもあるし・・・
競合としてはMercurial(Hg)とBzrが挙げられていて、MercurialはGitほどよくないけどまぁまぁ健闘、Bzrはdarcsほど悪くなくまぁまぁ健闘といったところの様子。
Haskellは、やっぱり実用規模のアプリケーションを書くには遅い、ということなのかなあ?チューニング次第でCより速くなるってのはたまにあるけど、大きなコードで実用的なことなのかはよくわからないし、それよりメモリ使用量の問題は結構切実かも(ボクはあまりHaskellは詳しくないので何とも言えんけど^^;)。
でも、他ならぬGHCの開発なんだから、ちょっと遅いくらいならdarcs使いたいところだよね。上のブログ記事のタイトルも、「Haskellの純潔」だし。それを織り込んでも我慢できない遅さだったのか。
まぁHaskell自体の問題とdarcsの実装の問題は別だろうし、僕もHaskellをdisっているわけではないけれど、Haskellを仕事で実用する勇気はまだちょっとない感じ。
というわけで、どんどんGit勢力が拡大中。こちらは一時のブームではなくて、完全にメインストリームになりそうな感じですね。猫も杓子もGitだし。
P.S.あと、手元のWindowsで使ってるTortosieが遅すぎるんだがなんとかならんのかこれは…。300MB程度のプロジェクトをupdateするのにハードディスクがガチャガチャいいまくって、都合10分くらいかかるんだが…orz。