Python版 msgpack-pure を作りました
やや流行から一歩遅れた感の否めない話ですが、欲しくなったので Python版msgpack-pureを作りました。用途としては、Windowsでコンパイルが面倒くさい場合、Google App Engineなどで使いたい場合ですね。
http://pypi.python.org/pypi/msgpack-pure/0.1.2
https://github.com/keisukefukuda/msgpack-python-pure
一応、稲田さんの拡張ライブラリ版msgpack-pythonからテストをいただいてきて全て通るようにしたので(内部構造に依存する少数のテスト以外)、基本的には同じ使い方ができるはずです。
try: from msgpack import packs,unpacks except ImportError: from msgpack_pure import packs, unpacks
みたいな感じで使うことを想定しています。
msgpack-rpcとの組み合わせに関しては、まだテストをしていません。これからやります。
あたりまですが、拡張ライブラリ版と比べて速度では大きく劣ります。ちくちくとプロファイルを取っているところではありますが、だいたい普通のケースでは20倍くらい遅いです。10〜15倍程度まで抑えられるとよいのですが…。また、特に巨大なデータのunpackが極端に遅くて100倍くらいの差があります。拡張ライブラリ版が普通に使える環境(UNIX系等)では、そちらを使ったほうがよいです。
とりあえず、テスト用とか遊びくらいには使えると思います。プロダクションに使うには少しテストと実績が足りない感じがいたします。
では〜