Python Edge 2007に行ってきました(午前中だけ)
6月30日に東大駒場キャンパスで行なわれたPython Edge 2007に参加してきました。
今回は午前中だけの参加。3つのセッションを聞いてきました。
Iron Python and Dynamic Languages
MicrosoftのMahesh Prakriya氏。
何はともあれ、一番印象に残ったセッション。
いままで、あんまりIronPythonは触ったことなかったのですが、.NETとの連携は圧巻でした。特に、デモは、メモを取るのを忘れて見入ってしまった…
- msagent(ヘルプで出てくるキャラクター)を呼び出して操作
- 手書き文字認識モジュールを利用
- Silverlightとの連携
しかもいずれも数行のコードでした。Silverlightから、複数の言語のインタプリタが呼び出せるのはすごい。クライアントサイドなのかサーバーサイドなのかはわからなかったのですが(ランチタイムにアタックすればよかった>_<)、これはすごいですね。
これからは、多言語の時代だなあと実感しました。
多言語環境 ⇒ (たぶんこれから)マルチプラットフォーム
という路線の.NETと、
マルチプラットフォーム ⇒ (たぶんこれから)多言語環境
のJavaと、どちらが勝つのでしょうか…。個人的には、ワクワク度で.NET派です。
Python Webフレームワーク総ざらえ2007
三浦さんのセッション。
Django, Turbogears, web.py, pylonsの紹介と軽い比較。
Djangoを最近ちょっと触っていたので、次はpylonsを是非触ってみたいとおもいました。
あと、質問時間で出たRailsのマルチデータベース対応の話から発展してSQLAlchemyの話に。これも噂を聞きつつ触ってなかったので、これを機会に触ってみようと思います。
Tracの活用
Tracの日本語訳を作成さなっているインタアクトの落合さんのセッション。
自分はもう日常で使っているので、インストールの仕方は聞き流していたのですが、やっぱり運用のコツのコーナー(?)はためになりました。
- 運用ルールは、「プロジェクトを楽にするために」設定するもの
- コミットルールは、「コミットの粒度」と「メッセージの記法」を決めましょう
- チケット運用については、「チケットの粒度」、「マイルストーンへの展開方法」「誰がいつチケットを閉じるのか」を決めましょう
- wiki記法に慣れましょう
- ひとりあたりのアクティブチケット数が過剰にならないように気をつけましょう(1画面に収まらなかったら要注意)
- マイルストーンに入っていないチケットがあると見落とす可能性があるので、デフォルトのマイルストーンを決めましょう。
- マイルストーンとチケットの関係は柔軟に考えたほうがいい場合が多い。
TracとSubversionの運用はチームごとに千差万別なので、それらをまとめた「ポリシー」みたいなものを設定・変更できるようになると便利かなーと、話を聞いていて思いました。