理解力の有る人と無い人の決定的な違い
理解力の有る人と無い人の違いってなんだろうなあとずっと思ってたんですが、最近ちょっと気づいたので書いてみます。
主に人の話を聞いて理解する場合の話です。
理解力の無い人は、相手が話した材料だけを使って話を組み立てようとします。なので、相手の材料が足りない時は、いくら考えても全体像が見えないし的確な質問もできません。
それに対して理解力の有る人の場合、相手の材料から理解を組み立てるということはしません。
「相手はこういう筋道で話をしているのだろうなあ」
という(複数の)仮説を立て、それに相手の話の断片が一致するかを判定して相手の話を理解します。
ですから、相手が話しているよりも多くのことを理解でき(仮定して聞いているから)、「一を聞いて十を知る」という風になります。
複数の仮説の中から候補が絞りこめない場合は、何を聞けば正しい仮説を採用できるのかを判断して質問をします。これがいわゆる「的確な質問」になります。
理解力の無い人が質問をしようとしても、相手の話した事が全てですから、何も質問すべきことがありません。
これが(少なくとも会話における)理解力の正体ですかね。